じんき

じんき


今日から2月ですね。丹波の2月最初の日は、雪になりました。
昨日の夜の雨がいつの間にか雪に変わり、今もフワフワと降り続いています。KABURA のある柏原は、丹波の中でも雪の少ない方ですが、丹波布がかつて盛んに織られていた青垣町は、雪の多い地域です。きっと今日は、たくさん積もっている事と思います。

かつては、青垣町で織られていた丹波布ですが、現在は丹波布の技術を継承した丹波布技術認定者は、全国にいます。丹波布伝承館の長期教室を終了した人が、技術認定者となるのですが、伝承館終了後は、それぞれの場所で制作を行います。

手仕事は、継続が大切。認定者全てが制作を続けているわけではありませんが、それぞれ情報交換や勉強会に参加しながら、受け継がれた技術を大切に制作しています。KABURA ではそんな技術認定者の作品を取り扱っております。

写真はじんきと呼ばれる形状の綿です。綿打ち後の綿を適当な大きさにちぎり、塗り箸に巻きつけて作っていきます。
ここから糸を紡ぎ出します。丹波布の始まりになるこのじんきは、人によって大きさや固さが違います。それぞれ自分の手に合ったじんきを作って糸を紡ぎます。時々KABURA で糸紡ぎの実演もしておりますので、どうぞお立ち寄りくださいませ。